就活生という利己的な生き物



なにやら久々にブログを更新してみます。節電しろとの声が聞こえてきそうですが、まあ日中は毛布にくるまって寝ていたわけですから許してください。電力は貯められるわけじゃなし。

ところで。なんかこんな誰も見てなさそうなブログでも、最近月間2万PVを達成したらしく、就活というものは本当に商売のタネになるんだろうなと。とは言えさすがに地震のあった日はアクセスも非常に少なく、ことの大きさを実感した次第であります。僕は地震の際には研究室におり、初期微動の時点ではヘラヘラしながら余裕をぶっこいていました。んで、S波の到達と共に廊下に避難。机の下にでも潜ったほうがよかったのかもしれないけど、部屋の中のほうが危険が一杯だと判断したんです。結局、振動がおさまると同時に建物から退避。研究室の方々と合流してからは家族に安否確認のメールを送ったりワンセグでニュース聞いたり。少ししてからもう一回地震があって、あれが15時過ぎのヤツだったと思うんだけど、地面が揺れる感じが本当に現実離れしているように思いました。

その後、一度部屋に戻ってからは交通の回復とともに帰宅。あとはだいたいダラダラして今日に至ります。その間に、余震や津波、そして現在進行形で原発のニュースなどが報道されていましたが、なんというか東京にいると現実感に欠けるよね。いや、家が揺れたりはするんだけどさ。とにかく大変なことになったということばかりですな。

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さて。先日更新したESの締め切りまとめですが、企業が軒並み選考時期の延長を決定。うれしいような、就活が長引いて大変なような、様々な声がtwitterなんかでも見られます。僕個人としても、はじめのうちは「ES締切が1週間伸びると余裕でるな」なんて思っていましたし、近頃は「てか6月まで延ばされると学会とかにも影響するな」なんて心配したり。東北にいる方々のことを思えば不謹慎極まりないというか、当事者意識がなさすぎですが、これも就活生という独特な生き物の典型的な思考パターンなのかもしれませんね。

最近になって2社目の内定を貰ったため(外資だから内定切りが無いとは言えないけど)多少の安心はしている状況です。ただ、6月まで選考を伸ばす企業と通常通り4月にやる企業。どっちの判断も許容されるべきだけど、やはり学生としては戸惑うのかなと。僕の場合、外資の内定を6月まで延ばすこと自体は可能だと思う。ただ、4月に貰った技術系の内定を6月過ぎてから蹴るってのは少し大変そうですよね。なかには内々定後に推薦状を要求するようなところもあるようだし。

まあ、今から考えても仕方がないので出たとこ勝負でしょうか。僕は僕でそれなりに人生かかっちゃってますし。できるならこの混乱に乗じて上手く立ち回りたいって気持ちは、そりゃ有るわな。"invisible hand"なんてアダム・スミスは言ってますけど、ナッシュ均衡が最適解とは限らないわけじゃないですか。まして非定常な状況下なわけですから、何をやっていいのかよくわからんけど、せいぜい自分の信じる方向へゆっくりと歩んでいこうかと思います。

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