TOEICとTOEFLのスコア換算
英語のボーダーなどについて質問を頂いたので少しまとめてみます。
TOEIC・TOEFLを開発しているアメリカのETSは、TOEICスコアをTOEFLスコア(ペーパー版)に換算するための式として、以下のような数式を公表していました。
註)上の数式は1979年12月に日本で第1回めのTOEIC公開テストを受験した学習者を対象として行われた"Initial Validity Study"という調査結果を元に算出されたものです。ただし、現在のETSの公式資料には、上の数式は掲載されていません。また、TOEICとTOEFLとでは試験の目的・評価方法等に違いがあるため、テストの結果を単純に比較する事はできません。上の換算式はあくまでも目安としてご利用ください。
また、これを一覧にしたものが以下のようなものです。
TOEICスコア | TOEFLスコア |
---|---|
50 | 313 |
100 | 331 |
150 | 348 |
200 | 366 |
250 | 383 |
300 | 400 |
350 | 418 |
400 | 435 |
450 | 453 |
500 | 470 |
550 | 487 |
600 | 505 |
650 | 522 |
700 | 540 |
750 | 557 |
800 | 574 |
850 | 592 |
900 | 609 |
950 | 627 |
990 | 641 |
注釈つきですし、ibtが主流の現在ではあまり意味のない換算かもしれないですね。ただ公式見解ということもあり、東工大の募集要項には「この式を使って換算を行う」という内容が明記してあります。このことから東大などの院試でも似たような状況ではないかと推察したりしています。個人的にはちょっとTOEICに対して甘い表かなとは思いますけど。昔は今ほどTOEICが対策されていなかったはずですし、その意味で恵まれた時代なのかもしれないですね。