社会人の飲み会が学生の時となんにも変わらない件

何かと飲み会・宴会の多い季節が過ぎ、やっと一段落といったところです。お酒自体には割と耐性のある体質なもので、そこまで酷いことにもならずやり過ごすことができましたが、少しでも調子に乗ってしまうと簡単に醜態を晒してしまうのが新入社員というものかもしれません。すすめられたら飲むというのはもちろんのこと、自分から積極的に酒を煽って場を盛り上げる、みたいなスキルも時として必要とされます。学生時代からこのようなシチュエーションには頻繁に出くわしていましたが、やはり「周り(主に上司)の期待に応えたい」という気持ちはその頃の比ではないのかもしれないですね。飲み慣れていない子のみならず、割と遊んでいそうな子もゲロゲロやっていた4月5月だったように思います。

僕自身、お酒による所謂”飲みニケーション”に否定的な立場ではありません。今までもお酒を飲むことで距離を縮めることのできた人間関係というのはいくつもありましたし、特に目上の人に気に入られる、若しくは手っ取り早く好感を持たれる上ではかなり優秀なツールだと思うのです。ま、これは僕がある程度あ酒が飲めるからなんですけど。
ただ、やっぱり飲み会が終わってからあちこちでゲロゲロやってる人を見るのは不愉快ですし、ちょっと残念な気分になりますよね。吐くくらい飲む、という行為に対して周囲が抱く印象というのはどんなものか考えてみると

  • ポジティブ:我を忘れるほどこの場を満喫したんだなぁ
  • ネガティブ:面倒くせーな。節制のできないやつだなぁ

とプラスマイナスあると思うんだけどどうだろう。主にネガティブな側面が大きいとは思うものの、ある種のコミュニティにおいてはポジティブな見方が支配的な場合もある気がするんだよね。ウェットな関係性を重視するような古臭い組織とか。インフラ系の体育会気質な会社とか
僕の会社って割とこーゆーとこがあって、ガンガン一気飲みして騒いでる奴、強くないのに飲みすぎて後から吐く奴、みたいなのが非常に好まれる傾向にある。シラフみたいな顔して淡々と飲んでる奴はまだいいんだけど、自重して酒量を抑えてる奴は女の子であっても「飲んでないんじゃないの〜?」って野次が飛ぶ。不毛だとは思うけどこればっかりはどうしようもないんだよね。完全に雰囲気や感情論の世界だから、ここで”自分の飲み方”を貫いても良いことはない。最早協調性がどうのという次元ではなく、その場に貢献する方法が時間あたりの酒量によってのみ規定されるところに問題があるんだろうな。だから後半失速しちゃってもdisられるし、逆に一気飲みによるレバレッジ効果も存在するわけだね…
なんて、昨日の飲み会で熱燗を煽っていたらふと我に返ってしまいまして。それ以降どうにも調子が出ない。僕たち何のために飲み会やってるんだろうとか、飲むこと自体が目的化してしまっているんじゃないかとか、幼稚で根本的な取るに足らない思いが頭をもたげるわけです。アルコールなんて脳細胞を焼き尽くすばっかりで良いことないのに、こんな小難しいことを考えても仕方ないのは分かっているのだけど。さてさて、来週も週頭から別件の歓送迎会です。そろそろ寝るかな。コメントに答えるのはまた明日ってことで。
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