面接で最低限気を付けるべき10のこと

連休中、特に予定もなかったので久しぶりに就活用アドレスを覗いてみたら面白そうなメールがあったのでご紹介します。いつだったかブログでも話題にしたことのある稲葉昌典という就活コンサルタントのメルマガです。タイトルは【面接で最低限気を付けるべき10のこと(後半)】だそうで。前半はどこに行ったかよく分からないけど、そんなに重要ってわけでもないので気にせず内容に参りましょう。

■6.あなたと面接官は対等であることを認識する
面接で怖がる必要は全くありません。
あなたと面接官の間に優劣はありません。
面接の場では、あなたと面接官は対等です。
優劣はありませんので、対等な対話が成り立ちます。

メルマガ特有の改行の嵐でイラッとくるのですが、とりあえず適当に整形してお送りいたします。最初は「面接官は対等である」という話。これは本当にごもっともで、少なくとも面接官に対して卑屈になる必要は全くないと思うのです。説明会なんかで周りの話に耳を傾けると聞こえてくるのが「やっぱオーラあるわー圧倒されるわー」みたいなの。一企業の一社員に毎回圧倒されてたら、あなた大学の講義とかどうしてたの?出てくる先生割とみんな賢いし毎日のように泡吹いて失神してたわけ?教育や研究の場では味わったことのない何かを面接の場で感じてしまうのであれば、それはただ単にあなたの勘違いです。
むしろ、僕みたいに心の小さな人間は常に相手のことを馬鹿にしながら面接に挑むくらいがちょうど良いのです。僕は面接中常に相手の粗探しをしていて「ネクタイのセンスが絶望的」とか「見るからに体育会系だからこいつはバカ」とか、どうしてもう見つからない場合は「最悪、俺は東大の院生だから学歴で負ける確率はほぼゼロ」などと考えながら精神の安定を図っていたのでした。惨めで醜いですが、これも学歴ロンダリングの効用と言えるのかもしれません。みんなこっちにおいでよ!

■7.「緊張してきた…」と感じたら
「緊張してきた…」と感じたら、 もう少し話のスピードを落としましょう。 もっとゆったりと話をしましょう。 言葉と言葉の間に「間」を入れましょう。 ペラペラとずっと話し続けなければならないということはありません。
緊張すると、話のペースが少しずつ速くなりがちです。 話のペースが少しずつ速くなり、速くなったが為に、 思っていることと違うことを話してしまう。 そうすると、もっと緊張する。焦る。 こうした悪循環に陥る前に、緊張してきたと思ったら、 話のペースをゆったりとしましょう。 ギアを下げるのです。 話の質は下げずに、ペースをゆったりにするのです。 ゆったりと構え直すことで、落ち着きを取り戻すことができます。

これまあ一般的に言われてることだよね。学会のプレゼントとか練習しててもいざ本番になると時間が余っちゃうなんてよくある話で、人間テンション上がってくるとすぐ早口になっちゃうんですよ。ただね「あっ、いま緊張してる、早口になってる」なんてメタ認知できるレベルの人はこんなこと言われるまでもなく自分でどうにかするわけで、実行するのはなかなか難しいと思うのです。それに個人的にはタラタラと芝居がかった喋り方されるのが一番イラつくので、緊張してるなら緊張してるなりに緊張してますってのをアピールするくらいの感じで面接に挑んでもいいんじゃないかと思うのよね。

■8.面接官の目を見て話す
相手の目を見て話せない人は、対人能力が低いと評価されます。
逆に、真剣な眼差しを感じると、それだけで採用側は高く評価します。
小さな心遣いで大きく評価がわかれるところです。

「俺今あなたの目見て喋ってます、対人能力高いですよね?ね?」みたいな暑苦しいプレッシャーを与えながらの面接ってのもあまり良い時間の過ごし方とは思えないんだよなぁ。よくネクタイだか額だかのあたりを見ながらがちょうど良いって言うけど、そんなもんなんじゃん?僕は常時相手の顔見てるのも馬鹿らしい気がしたので、話の要所で目見れば問題ないと思いましたとさ。

■9.面接官の名前を覚えておく
選考の御礼状を送る時の為に、
面接でお世話になった方の部署や名前を覚えておきましょう。
面接官の自己紹介がない場合は仕方がありませんが、
自己紹介があった場合は必ず覚えておきましょう。

これは都市伝説。

どうせ手書きなんでしょ

■10.最初と最後に力を注ぐ
就職・転職セミナーを開催していると、興味深いことがわかります。 最初の導入部分と、最後の締めの部分に 通常以上に力を入れ、自信のある話をすると、 受講者の満足度が高くなるのです。 つまり、受講者は「セミナーの初めと終わりの印象」を「セミナー全体の印象」 として頭の中で置き換えている傾向があることがわかります。
面接においても同様です。 面接の初めと終わりの印象は、全体の印象を形成します。 したがって、初めと終わりでは自信のある話をするべきなのです。

これには僕も覚えがあります。塾講やってたときの授業も大抵はこの手で満足度を上げることができました。理由は簡単で、途中の話は誰も聞いていないからです。この稲葉昌典って人のセミナーも、塾講時代の僕の授業も、所詮はそんなクオリティだったということでしょう。面接はせいぜい10〜15分。これくらいの時間、手を抜かず自信のある話を相手に提供し続けられるくらいじゃないとなんというかつまらないんじゃないかな。まあ、日系の会社は基本的に一緒に働く可能性のない人たちを面接官に据えるので、最初から向こうに当事者意識がない可能性もあるけどね。
久しぶりに思ったままのことを書いてストレス解消になりました。それにしても就活生やってた時分から何の成長も感じられず…我ながら中二病が抜けないななどとむしろ感心してしまいます。それではこれからも当ブログをご贔屓に。では!

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