チャンネルはそのまま!

月1の連載を読んでて毎回安定して面白かったもんで、完結を機に買ってみました。作者は「動物のお医者さん」や「おたんこナース」の佐々木倫子。所謂職業物の見本のような作品で、マスコミなんてのはその格好の題材だよね。北海道の地方局を舞台に通称”バカ枠”として採用された主人公が、様々な事件を巻き起こしつつ成長(?)していくストーリー。いや、ほんと王道だよ。

でもさ、実際のところ”バカ枠”ってのは呼び方の問題であって、いろんなところに存在するんだろうなとは思うわけ。要は、事務仕事には向かないけど時にでっかいことをやらかす人、みたいなことでしょ?ある種、スペシャリストを抱え込んどかなきゃいけない企業ってのはその人たちの負の側面に目をつぶってでも雇うわけで。人格破綻してるけど凄腕、みたいなのはこれまた典型的な物語のプロットであって、実際研究室にはそんな感じの人いたよなぁ。
あとさ、人材の多様性をなんつって、でっかい外資系の企業ではCDO(Chief Diversity Officer)なんて役職もあるそうな。まあ日本でいう多様性なんてのはせいぜい出身地やら学歴やらの話だけど、アメリカなんかいったら人種も宗教も性別も、最近では性的指向だって守備範囲なんだと思う。その意味じゃ日本のローカル企業の人事担当者って、自分らの業務が他人の目にさらされて会社としてのリスクにつながるような意識もないわけで、結構お気楽なのかもな。人事、というかhuman resourcesがひとつの学ぶべき分野体系として位置づけられている国とはやぱり意識違うんだろうし。
なんて、漫画と全然関係ないとこでこのブログの切り口に無理やり持って行ってみました。まあ弊社の人事なんて数か月前まで事業部にいた人がいきなり課長でやってきて新卒採用とか社内人事やっちゃったりするし、なぁなぁ感があるよなという愚痴ですよ。まあ今の状況に納得してないのは僕だけじゃないだろうし、そもそも人事の仕事が楽しくて仕方ない!なんて人も少ないだろうから、業務に対する不満は当の人事担当者にだってあるんだろうけどね。

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