人生万歳!



恵比寿ガーデンシネマ行ってきたよ。ここは常に良い作品を上映しているミニシアター。小奇麗な内装に小さなスクリーンが2つ。他に何も無いけどかなり雰囲気の良い映画館です。すぐ隣のガーデンプレイスにはモルガンスタンレーもありますが、そんなことをちらっと考えてしまうのは就活に毒されている証拠ですかね。来年1月29日には休館してしまうんだけど残念でならない。もう一度いけたらなぁ。

今回観たのはウディ・アレン監督作品「人生万歳!」。


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ウディ・アレン監督の通算40作目となるラブコメディー。久々に舞台をヨーロッパから古巣ニューヨークに移し、くたびれた中年男性と若い娘の奇妙な恋愛模様を映し出す。主役を務めるのは、アメリカを代表するコメディアンのラリー・デヴィッド。その恋人を『レスラー』のエヴァン・レイチェル・ウッドが熱演する。いかにも都会的ウイットに富んだ会話と、複雑な人間ドラマに笑いがこみ上げる。

なんというかもうね、非常にウディ・アレンらしかったよ。しょっぱなからメタな展開、でも主人公のキャラにはどんぴしゃな演出に思えたし、文章で読んだらクドい脚本もすんなりと楽しめる。会話の面白さもさることながらテンポの良いカット割り。お約束の連続だけど素直に笑えるから不思議だね。メインストーリーは彼の作品の常で、中年(つーか老年)男性と若い女性の恋愛譚。完全に趣味。最早ライフワークと言えるんだけどね。

てか、クレジット見て気づいたんだけど、この作品は配給がアルバトロスなんですよ。「アメリ」で有名だけど基本的にはゲテモノ専門だし、こんな優等生映画を買うようになってたとは知らなかった。叶井氏も大人になったんだろうか。

ところで、人生には誰しもターニングポイントがあると思うし、そこには必ず「人」が関わってくると思うのね。この映画を見て、今後僕の人生に影響を与えていくのはどんなヤツだろうかって考えたりすると、未来に少し希望が持てるような気がしましたとさ。

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