研究室を選ぶ
院試のながれシリーズ第三弾。研究室を決めます。人によっては大学院・専攻を決定するよりも、こっちが先って場合があるかもしれませんが。おおまかな流れとして、まずは情報収集。次に専攻説明会、最後に研究室訪問です。ここでははじめの2つについて扱います。
- 情報収集
前回の記事でも後半に書きましたが、論文検索などを参考にしながら良さそうな先生を探してください。少なくとも、自分が興味を持っている分野の周辺を洗うことは次のフェーズにも役立ちます。若干のアドバイスをさせてもらうとすれば、比較的新しいもの(ここ5年以内くらい?)を探してみてください。食い尽くされているテーマに取り組むのは旨くありませんし、研究室内にその道の先輩が途絶えてしまっている可能性があります。
- 専攻説明会
早いところだと3月頃から、遅くとも6月には専攻説明会が行われると思います。ここで研究室を決定してもいいんですが事前にある程度絞込んでおいたほうが効率が良いです。全体説明の後、分野ごとに別々の教室に移動するなど様々な形態が考えられますので時間的制約は大きいです。最低でも第一志望(群)は決定しておき、併願や志望順の調整を行うのがベストでしょうか。
また、当日は研究内容は勿論、院生の日々の過ごし方や他の研究室の噂、試験の対策方法など何でも聞けます。疑問や質問は是非ここで解決してください。ただし、僕が今年質問される側になって思ったことをいくか書いておくと
- 学部生3年相当の知識量だと研究についてまともに議論するのは困難。知ったかするくらいなら素直に基本事項の質問に努めたほうが有意義
- よっぽどのことがない限り、自分の研究室を悪く言うことはない。ブラックかどうか知りたければ一日の研究の流れを聞いてみると良いかも
- 他の研究室の様子、試験対策はいくら聞いてくれてもOK。ただし若い学生限定(それ以上だと諸々しがらみがあるので)
こんなところでしょうか。偉そうなことを書いてるけど、結構当たっている。あと、僕みたいなM1かつロンダな学生に聞いても大した情報持ってないから、頭よさげな人を探してみてね。それでは研究室訪問はまた別個に書きますので。
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