研究室訪問



気が重いし面倒ですが、必ず行ってください。まだOB訪問したことのない僕が言うのも説得力に欠けますが、あなたのためです。大学院には現実にブラック研究室というものが存在するのです。理不尽な時間拘束・人間的に問題ありな教授。短時間でもその目で研究室を見ておくべきです。また、問題なさそうであれば存分に研究の話をして、新たなテーマに思いを馳せてください。精力的に複数の研究室を回る人もいるようですが、個人的には各専攻の第一志望にアポをとれば問題ないのではないかと思います。そもそも、そんなに広い領域について知識を入れておくのは結構な負担になると思うし、かといって中途半端な状態で話を聞きに行くのは教授に失礼でしょ?

ちなみに東工大では訪問が必須です。シカトして出願すると、先方から「研究室に訪問して、テーマについてディスカッションしましょう」という連絡が来ます。てか来ました。恥ずかしいし、迷惑をかけることになりますので、その意味でも抜かりの無いようにしたいところですね。訪問までの流れは

  • (専攻説明会に出る)
  • メールで訪問希望の旨を伝える
  • 日程を調整する
  • 訪問する
  • メールでお礼をする
  • (出願する)

こんなところです。文面や礼儀は自分でどうにかしましょう。そんなとこで重要な判断は下しません。もちろん、教授と秘書さんの間で「この学生、敬語の使い方おかしいよねwww」みたいなやり取りは普通にありますが(笑)まずは相手の都合の付く時間を尋ねるのが無難でしょうか。遠隔地の場合は「この日ならお伺いできるのですがご都合は?」みたいな感じでいいと思います。あと菓子折りはいりません。まともな先生であれば僅かな時間でも必ず相手をしてくれるはずです。そうじゃなければ研究室に配属されても放置プレーということなので、安心して志望を取り下げましょう。

また、いざ訪問することが決まったなら早速準備に取り掛かってください。少し丹念に過去の研究をさらったり、最近力を入れてると思われるワードを頭にいれてみたり。また、こちらの興味を相手に伝えるのに有効な手段としてそれまでの成果物を提示することも考えられます。僕の場合は4年次の学会発表の梗概、ゼミ発表の資料などを持参し説明しました。相手はその道のプロですから、こちらの力量やらなんやら、思った以上に理解してくれます。僕はこの方法を使ったおかげで2時間近く喋ることができました。そのへんのものが用意できない場合は、面白かった論文や講義の話をするのが良いかもしれませんね。

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