April Fools’ Day



昨夜はいろんな友人からメールを貰いました。学部で卒業する後輩、留年・浪人した同輩、そして修士の先輩。みんな今日から社会人になる人たちで、携帯のアドレス変更なんかとともに短くそれぞれの思いを語っていました。

これから35年間毎日のように終電帰りの商社マン、一度の遅刻が出世に響くJR、5年後には転職してそうな投資銀行、田舎で開発に勤しむ予定のメーカー研究職、地方と東京を行ったり来たりの銀行マン…

本当にいろんな人がいるけど、まあ頑張って欲しいよね。これまで4月1日っていえばエープリルフールで、どっちかっていうとふざけた印象の日でした。でも、僕等の世代にとっては社会に踏み出す第一歩。至って真面目な日でもあることを感じます。あー来年は自分の番かー。死にたい。

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ちなみにこれはJALの入社式。2009年のやつだからまだ潰れる前かな。希望に満ち溢れてるね。チャラチャラしやがって!このリア充どもが!!本当は今日の東電の入社式の様子でも載っけようかと思ったんだけど、それじゃあんまりだよなと。そもそも入社式自重するみたいだし。当然か。僕の同期もこの会社に行っているので先行きを案じているんだけど、まあ彼なら大丈夫だろう。それに、個人的には横並びの電力各社にあって東電だけが国営化ってのは非現実的だと思ってるんですよ。官僚的かつ隠蔽体質なのは以前からのことなので、今後はもっと世間の目を気にするようにはなると思うけど。

ただ実際、他の研究室の話なんかを聞くと原子力はじめ電力まわりの業界はかなり大変なことになっているらしい。原発の状況がどうのって話だけじゃなく、東電っていろんなとこに金をばらまいてたからね。アカポスもここ数年は厳しそう。やっぱり工学ってのは産業に依存する部分があるから難しい。いくら頑張って研究しても応用先がポシャってしまえば食いっぱぐれる。その辺、東大の先生はうまく嗅ぎ分けて分野を開拓してる印象が有ります。話を聞くと、マネージメントや学内政治にもそれなりに聡くないといけないようで。

結局、働いても進学しても、自分一人で生きていくってのは無理そう。それならせいぜいコミュ力でも磨いて、社会の荒波を乗り越えていく体力をつけておきましょうか。幸い、この学校に在籍することでアホみたいに人脈広がったし。それこそ、昨夜から今朝にかけてメールくれたような、心強い友人もいるしね!…って、あれはエープリルフールにひっかけた嘘だったんだっけか…あー死にたい。

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