内定式と3億円 - 就活と院試と研究室

あと10日かそこらで内定式ですねぇ。今年は10月1日が土曜日ということもあり3日に開催する企業が多い模様です。ちなみに来年の4月1日は日曜日なので入社式も4月2日とかにずれるんでしょう。

僕の内定先からは先日内定式の案内がきましたけど、考えてみれば大学の始まった10月の月曜日に堂々と呼び出すなんて失礼な話だよ。まったく、学生の本分を何だと思ってるんだ！まあ土日に呼び出されても迷惑なんだけどさ。てか入社式だけでよくないかい？内定式ってよく考えると何の区切りでもないような。完全に企業本位というかあっち側の都合や仕来りなんだよね。ほら、経団連てやつ？あのへんの内輪な決まりごとなんでしょー

経団連会館、何だかエラそうです

いや、僕らはもう立派に"あっち側"の人間なんだよね…生涯を（転職するかもだけど）企業に捧げるお約束をしちゃったんだよね…つまりは運が良ければ定年までの30余年、働いて対価を得るだけの環境を得たわけで。ま、運が良いかどうかは微妙なんだけど、それでもとりあえず今の大卒・院卒の生涯賃金は3億円。変動はあるにしてもこの「3億」のために僕はこれから働くと言っても過言ではないわけです。もしかして、来春からの僕の人生はこの3億円からの引き算で過ぎていくのかもしれない。

別に内定ブルーのつもりはないんだけど、研究の合間にふとこんなことを考えてしまうあたり多少はその気があるのかな。よくわかんねーや。

ちなみにこちらがリアル3億円

とにもかくにも内定式。既に懇親会で仲良くなってるとは言え、文系の子たちは夏休み中よろしくやっていたようです。なかには明らさまに会社に迎合するような活動をしていた方もいるようでげんなり。別に良いんですけど、そのへん隠れてやってくれればいいのにって思います。僕にはちょっと真似できないバイタリティー。羨ましくもあるけどそれ以上に理解し難いなと。

入社してからもこんなかんじのアピール競争だとしたら僕はどうなるのだろうか。評価基準がそこになるのだとしたら、就活の時みたいに全力で攻略しにかかるのか、それともやっぱり根暗なところが災いしてその他大勢になっちゃうのか。さっきは働く→3億円もらえるみたいなノリで書いたけど、よくよく考えるとこの3億円をめぐる冒険もなかなかスリリングなものかもしれないわ。