内定ブルーと修論メランコリー


  • 修論がはかどりません

朝晩の冷え込みが厳しくなって参りました。皆様いかがお過ごしでしょうか。僕はと言えば修論に集中するわけでもなくただただボンヤリと日々を過ごしておりまして、あと2週間もしないうちに年が明けてしまうという事実をいまいち受け入れることができないでいます。もう死にたいです。

今やっていることなんて会社に入ってしまえば何の役にも立たないのです。「理系的な思考力がね!」とか「研究なんて今しかできない!」とか言われますけど、これから2年間の研究内容をまとめて修了記念にもう一本ジャーナルを書いてなんてもう頑張れないのです。早く卒業旅行に行きたいのです。むしろ、卒業旅行なんていけなくていいのでこのプレッシャーから早く開放されたいのです。

人間てのは現金なものでして、自分の情緒が安定している時には長期的な視点を持てるんだけど、いざ切羽詰まってくると圧倒的な現実(と書いてリアルと読む)に押し流されてしまうのです。これはもうしょうがない。常に一歩先を見据えていられたらとは思うけど、そんなのなかなかできないよ。結局今の自分が一番可愛いんだもの。金融の世界でもあれでしょ?未来のお金は割引率がなんちゃらで…とにかくNPV的なかんじなんでしょ?

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円高だし海外行きてーな。寒いのいやだしオーストラリアとかかな。

  • お先真っ暗です

そういえば最近、いろんなところで会社がゆらゆらしてますよね(関係ないけど「ゆるゆり」2期おめでとうございます)。今年は東京電力に始まりオリンパスやら大王製紙やら、最近は野村証券に東京建物なんかもありました。ぶっちゃけ就活してた時これらの企業が抱えてた潜在的なリスクなんて全然理解してなかったし、そもそもそんなもの調べようともしてなかったんだよね。顕在化した今でも何が悪かったのかよく分かってないのに、僕みたいな浅はかな人間に先を読むなんて土台無理なんだもの。そりゃ、原発とかマジ怖いのは知ってたけどM9.0の地震とか予知できねーし。創業一家が会社の金でカジノ狂いになってたなんて分かんねーし。

でね、実際に選考を受けていた野村総研が身売りの危機であるとか、モニターが潰れそうだとかブーズがバッサリConsを切ったとか、NEXCO中日本では社員が使い込みしたとか(これはちょっと違うか)って聞くと、つくづく僕の身分てのは不安定なものなんだなと。マジで終身雇用やべーんじゃねーかと。一歩間違えば入社前に会社が☆になってしまうことも考えられたわけだし、入社してからももちろん分からないよね。残念だけど、今の日本ではのほほんと日々の業務をこなす以上の努力をしないといろいろ難しいっぽい。会社がダメになったとき、自分の身を守る術は用意しておかなくちゃだよな…なんて思うんです。修論書きながら。いや、書いてはないんだけど。

  • 努力・友情・転職

転職市場で成功するにはどうしたらいいのか。ぶっちゃけわかんねーわ。とりあえず新卒で入社する企業で頑張るってことなんだろうけど、資格とかってあんまり関係しないんじゃないかって感じる今日この頃。だって資格持ってるより実務やってたほうが重宝するもの。新卒市場では極一部の閉じた業界を除いて全てがポテンシャル採用だけど、転職する時はそんなものよりダイレクトに「使えるか・使えないか」を計る指標があるしね。むしろ人脈、とかのほうがよっぽど大事なんだろうな。一緒に仕事をすることで「こいつはデキる!」だったりとか「こいつと働きたい!」と思わせる的な?何かアツいな。少年ジャンプ的な匂いがする。

努力(して経験を積み)・友情(を人脈に昇華し)・(適切なタイミングで)転職

これで決まりだろ。


ろくでなしBLUES 1 (ジャンプ・コミックス)

ろくでなしBLUES 1 (ジャンプ・コミックス)

ちなみにジャンプで好きなマンガはろくでなしBLUESです。普通にスラダンも好きです。

  • 人間五十年、下天の内をくらぶればと言うけれど

とりあえず、入社してからは社内でも社外でも愛想を振りまくとして。僕は何者になりたいのかな?という頗るプリミティブな問いが浮かんでくるわけです。常に自分の市場価値を気にして生きて、そんで老後の蓄えがある程度できたところでリタイアしたとして、僕はどこに行くんでしょうね。家族がどうのって話もあるけど、正直自分が結婚するようなビジョンが浮かばないんだよな。まだ精神的に幼いからなんでしょうかねぇ。

僕ね、医療の進歩であと80年くらい余裕で生きれちゃうんじゃねーのかと危惧しているんですけど、そうなったらマジ面倒。商社マンは幸いにも60歳で死んだりできるらしく、本当に勝ち組だと思うわ。内定者がドヤ顔でウザいけどそれも仕方ないね。給料も良いし、その使い道に悩む暇もない。やっぱり総合商社は勝ち組過ぎるわ…ただ、寿命をベットしていくばくかのお金を回収してやろうという発想のない僕にとっては、こんな生き方許容できないわけで。仕事に一生を捧げるなんていうライフスタイルが破綻しつつある現在、「働いていない自分」を想像しながら会社を選ぶのも、逆説的ながらまた"アリ"なのかもしれない。

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僕、おおきくなったら小林念持みたいなじいちゃんになりたいんだよね。どうにからんないっすかね。

ファーストキャリアとして選んだインフラ業界の企業はある意味で「働いていない自分」を豊にしてくれる会社だと思ったんだよね。これは深く僕のパーソナリティーに関連してくることだからブログで語るような内容じゃないんだけど、とにかくコンサルとかに較べて格段にその面が充実しているように思えた。一方で、痺れるような何かを働いているうちに経験させてくれるかというと多分難しいんだよね。仕方ないことだけど、なかなかどうして両方をバランスさせるのは大変なことでして。とにもかくにも、自分の会社の選び方を後から肯定できるような生き方をしたいもんだよ、ってのが最近考えてること。それは働いてる最中に実感できなくてもいいんだけど、とにかく後悔するのは残念なかんじだし。

ま、今は修論ちゃんとやれって声がいろんなところから聞こえてくるので今日はここまでにしておきますかね。この勢いで実験の考察とかかければ年内には書き終わっちゃうんだけどな。あー死にたいな。

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