友情と結婚式の招待状

春です。わたくし、社会人になってから3年目の春を迎えております。大学院卒ですのでそろそろいい歳ですよね。周りも徐々に同棲→結婚、ときには出産なんて輩が目立つようになってきます。

実はGW中に結婚式が3件予定されておりまして、ご祝儀貧乏極まれりといったところなのです。このブログを読んで下さっている方にとっては俄かには信じ難いことかもしれませんが、わたくしリアルの世界ではとっても八方美人なので、微妙な関係の友人・知人からも招待状が送りつけられてきたりするのです。

  • 結婚式という課金システム

学生のうちって親戚以外の結婚式に呼ばれる機会もなかなかないので、どんな仕組みになってるかってわからない方も多いかもしれません。私も、学部で就職した友人の結婚式に呼ばれたときに必死でググった思い出があります。M2の秋でしたっけ。最近メジャーな結婚式は「結婚式」「披露宴(一次会)」「二次会」てなながれなわけですけど、回数をこなすうち感動よりも別な方面に関心が移っていくものです。簡単に言うと、新郎新婦との友情と義理、そして出費的なトレードオフというやつです。

初々しい2人を見るのは微笑ましくはあるんですけどね
友達枠や会社の同僚枠の場合、結婚式と披露宴はセットです。そして披露宴の入場の際にご祝儀と称して3万円程度支払う必要があります。確かに飯は1.5万円くらいしますから、仕方がないといえばそれまでですが、なんとも痛い出費。それでも、披露宴は親族や職場関係枠が多いので、友達として招待されるのは光栄なことと言って差し支えないでしょうね。
一方で二次会は会費制、男8000円・女7000円とかをよく見かけます。こちらは友達関係で固めることが多いですし、席なんかも決まっていないことが多いので(やろうと思えば当日ふらっと参加するん、なんてことも形式上可能)「とりあえずサークルの上下2代分くらいには知らせとこう」てなかんじで気軽に声がかかります。新郎新婦のボリュームに差が出ることを嫌がるカップルも多いので、帳尻合わせに呼ばれることもしばしば、だったりして。

  • 花嫁の衣装代は披露宴で回収、二次会は別会計でトントン

さて、二次会の幹事なんかを引き受けると嫌でも見えてしまうのがご祝儀の行方。式場や料理なんかをfixしてしまえば大まかなコストは決まるわけですが、同じ箱に多くの招待客を詰め込めばそれだけ効率よく回収が図れるわけです。てことは、大して親しくなくても欠席者の保険なんかで安牌の知り合いを確保しておけば、それだけ持ち出しのリスクを回避できます。なんなら結婚式で儲けが出ちゃうかもしれない。それをお色直しの衣装代やハネムーンの買い物代に回せれば花嫁は喜ぶし、友達の方も披露宴に呼ばれてなんか悪い気はしないし、いいことずくめじゃん的な。
幸い(?)仲間内でこんな感じで式を挙げた奴はいませんでしたが、やっぱり話には聞きますね。私の好きな小説&映画に「ブリジットジョーンズの日記」てのがあるんですけど、そのなかに"Smug Married person"(独善的既婚者と訳されてます)って言葉が出てきていて、結構ニュアンスとしては近いものを感じたりします。結婚=絶対的な幸福→招待客にも幸せを分け与えてあげる、みたいな。

Bridget Jones's Diary(映画『ブリジット・ジョーンズの日記』原作)

Bridget Jones's Diary(映画『ブリジット・ジョーンズの日記』原作)

とりあえず小説。映画もとても良い。

  • 結婚"式"は早い方がいい

お金の話もそうなんだけど、やっぱり結婚式って回数を重ねるごとに新鮮味や感動が失われていくものです。本人たちにとってはかけがえのない時間だけど、招待客にとっては数あるイベントの一つ。だからこそ、式は早い方がいいなと感じます。同じ内容の披露宴でも、通算結婚式出席回数の少ない招待客の場合はリアクションが初々しくていい。二次会の余興にも力がこもる。人の気持ちってどうしようもないから、どうせなら主役と招待客の意識ギャップが小さいうちにやってしまえるのが幸せだよね、なんて思う今日この頃。
てなわけで、新鮮味も大した祝福の気持ちもないまま3万+数千円のお金でおいしい料理とシャンパンを飲んでまいります。ま彼女との旅行の予定ひとつない男にはお似合いのGWの過ごし方といえるかもしれませんが。はてさて、就活戦線もひと段落という4月3週目、こんな中身のない記事を書こうと思えるくらいにはリラックスした日々を送れていることにひとまず感謝して、明日からの仕事に備えようと思います。では〜

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