アクセンチュアの選考プロセス(1)



昨日のDIに引き続きアクセンチュアも選考が始まっているようですね。2chなどでは灰汁などと呼ばれて若干の蔑みを含んだ扱いが目につきます。別にそんなでもないと思うけどね。大抵の人は落ちるんだし。実際に受けてみた感想なども合わせて書ければと思います。

  • ES

長い。800文字×3項目と言う圧倒的面倒くささ。しかもjobと通常選考で聞かれる内容が違います。よって使いまわしは効きません。強引にこじつけることは可能。ただ頑張って埋めなくとも問題なさそうというのが実感ですね。正直、最初の方はザルです。

テストセンター的な内容の数理・言語の問題だったと思います。タブがぶわーって並んでるやつ。特に難しいわけではありませんが、(僕にとっては)あまり見慣れない形式だったのでやり辛かった覚えがあります。ES同様、学歴があればどうにでもなるレベル。ちなみに、僕の学部時代の先輩(理系院生)はこの時点でハネられたという話を聞きました。普通にデキる方だったので、やはり学歴フィルタみたいなものは存在しているんでしょうね。

  • 1次選考(GD)

GDの形式は学生8人に、まったく口を出さない社員が1人というもの。時間は40分だったかな。場所はjob選考では本社付近の会場を適当に。通常選考ではみなとみらいです。どちらも広めの会議室にパーテーションで3〜4分割、それぞれにホワイトボードがつきます。お題はケースのようでケースでない、モヤっとしたもの。僕の時は「電子書籍を流行らせるにはどうしたら良いか」でした。なんだかね。とりあえず「"流行る"を定義しませんか」とか言い出す人がいるんだよね。あとは「流行りって相対的なものだと思うんですけど、この場合の競合って何になりますかね」とか。お約束だし、このへんがサラッと出てこないグループに当たれば楽勝ムードかな。ちなみに、このGDは年内のjob選考と通常選考で結構違った様相を見せる模様。アクセンチュアの採用職種と合わせて説明します。


アクセンチュアには(正式名称は忘れたんだけど)ITコンサルと戦略コンサルの2種類の採用形態があります。僕が受けたのは戦略だけど、一般的に就活生が想像する"経営コンサル"はこちら。ITコンサルの方はSEとまではいかないものの、ちょっと現場のシステム導入支援寄りのことをやるみたい。IBMとかのコンサルに近いようです。違うかな?

んで、job採用は戦略のみの募集なのでGDの時点で既に早慶以上の集団が形成されています。一方春以降の通常選考では両職種で募集し、しかもGDは合同で行われます。結果、GDの中には余裕でマーチレベルの学生がいるのです。

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アクセンチュアは不倫騒動が発覚した瞬間にタイガー・ウッズとの契約を打ちきりました

話を戻します。8人でGDとなるとなかなかカオス。1人か2人は面倒な奴がいるものですから、ともすればまともな人の発言量が低下します。特に通常選考では明らかに思考力の劣る人が混じっていたりして、本人もそのことに気づくので焦って口数が多くなるのです。心配しないで欲しいんですが、GDにおいて自分が納得できるように意見をすり合わせるのはかなり困難。もちろん「今日は完璧だった」って場合もありますが常にそのクオリティを確保するのは現実的じゃないですよね。アクセンチュアの場合GDでバッサリという心配はありませんから、少し引いたところで議論を見守るのも良いかも。明らかに間違った方向へ話が進んだときにバシっと「○○よりは□□を考えるべきだろ常識的に考えて」って言えば良いのです。僕は中途半端なところで軌道修正したりせず、議論が十分に残念なレベルになるまで待ちました。

時間がくると社員が簡単なフィードバックをくれて、場合によっては足りない視点を提示して学生に振ったりする。僕はここで結構良いことを言うことができたと自負していて、下から2・3番目の発言量でも通ることができました。もちろん自慢ねこれ。最後の5分くらいは逆質問の時間になるんだけど、まあここは他愛のない話になりがち。例えば「○○さんはどうしてコンサルになろうと思ったんですか?また、実際に入社して何かギャップはありましたか?」みたいなね。流石にこのフェーズでは逆転不可能だし、そもそもコンサルに対する興味など皆無。金が稼げて名前が格好良ければそれで良し。事前には配布されたアクセンチュアの会社案内を読みながら時間をやり過ごして退出。ノートとってる女の子いたけど、何かに役立ったのかな…

てなわけでアクセンチュアの選考前半はここまで。後半に続く!

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