ドリームインキュベータの選考プロセス



DIの選考が始まったとの噂を聞いたので思いだしてみようかなと。結果から言うとDIの選考には落ちてしまったのでインターンには参加していませぬ。また、最難関と言われているサマーインターンではなく秋しか経験してません。なのでちょっと物足りないかもしれないけど、どうかご勘弁を。

  • ES

まずはESね。割と長かった記憶があるんだけど、コンサル関連で書き慣れていたので問題なくパス。強めの学歴フィルタがかかっている模様で一次選考には早慶以上しかいませんでした。これはどこも同じか。ただ、どのような基準か分かんないけど学歴以外の要件で落ちてる人もいましたね。McKやGSに内定した12卒の有名人も何故かDIではES落ちしたとのこと。まあtwitterで見ただけなので何が理由なのかはよーわからんけど、全通ではないよと。

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堀さんの髪型は本当にヅラなんですかねぇ

  • 1次選考(GD)

中目黒のGTタワー前に集合です。建物の外で待機させられたので寒い寒い。30人くらい集まっていました。時間になると社員が降りてきて出席を取ります。名前を呼んでは学生が「はいっ」と答えるので何だか大学以前の授業風景を連想します。それが終わるとエレベーターで移動し、会議室のようなところへ。暫く後に社員が入ってきて6人ずつ名前を呼んで、外へ連れていきます。これがGDのチーム。移動先は小さめの会議スペース。社員は呼びにきた人ともうひとり。学生と合わせて8人では少し狭いかんじでしたね。

それでは内容。僕のときは「国内のタクシーの売上ってどんなもんだと思う?」ってケース問題でした。最初に簡単な自己紹介を求められて、すぐに出題。時間は…正確には覚えてないんだけど30〜40分だったかな。この時期になると、みんなコンサルの選考に慣れきっているので結構簡単にことが進んだりします。日本の人口は…次にセグメントに分けて…みたいな。キモチわる。ただ、当然ながらここは競争の場。社員が最初に「発言量とか関係ないし、この組から何人通るかも決まってないから協力的に」って言うんだけど、徐々にその雰囲気は崩れていって訳分からん主張が出始める。これは歴史がそう言っていているわけですが。

「国内の道路の総延長が分かれば、自動車の長さと車間距離の和で割ることで国内の自動車の台数が分かると思うんです」

「その後でとりあえず、道路交通におけるタクシーの存在比率を直感ベースで10%とおきたいんです」

ちなみにこれ、全部本当にあったお話なんですけどね。もうね、本当にどうしちゃったのかと思った。帰ればいいのにって思った。途中まで良さげに(多分、僕が主導して)推定していったんだけど、いきなりちゃぶ台返しされたわけ。残り10分くらいだったんだけど。仕方ないから、道路の延長と台数の相関が分からないしそもそも総延長を求めること自体が新たなケース問題を内包することになるからセンスがないことを指摘して、ついでにタクシーの存在比率が分かったところでタクシーの運転手さん全員が常に昼間稼働してる訳じゃないし都市と地方で全然違うだろうから一律では決められない。あと君の家のまわりは本当に10台に1台がタクシーなのそれってどっかの駅前ロータリーの話じゃないのってか君は駅に住んでるんじゃないの?って言ったわけ。言い過ぎた感はあったけど、彼ら(信じがたいことにこの主張に賛同したやつがもう一人いたので)の算出したタクシーの台数は800万台。そりゃフルボッコにしても問題ないだろう。ちなみに僕らの主張したタクシーの台数は15万台。グーグル先生によれば27万台くらいらしいです。

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「ぱっと見タクシーって10%くらいですよね」@コンサルの面接会場

で、結局最後まで議論が収束しなかったので個別の質問時間に持ち越しとなりました。DIのGDでは最後に面接官から個別に質問の時間があります。必ずしも全員にまわる訳じゃなくて、かなりピンポイント。内容はケースの延長で、いきなり聞かれるとグッとつまってしまう学生も多く見受けられます。この時は結局答えにたどり着かなかったので、残りを推定するならどうやる?って質問が来ました。ちなみに質問相手はタクシーの台数が800万って言ってた彼(確か一橋の商学部)ともうひとり(忘れたけど文系の学部生)。

※追記

思い出してみると、ここってGDの席順が指定されてましたね。この形式って結構多いんだけど、端っこよりは真ん中の方がやりやすいのかな?ちなみに僕は1次2次とも端っこ。

  • 2次選考(GD)

後日1次選考の合格が知らされ2次選考へ。どうやら個別質問で何も聞かれなくとも心配しなくて良いらしい。2次は日程が4回くらいあってやはり30人くらい集まっていました。この時点で120人程度なんだろうか。1次と同じ要領で6人ごとに別れ会議室へ。今度のお題は「ネットスーパーの市場規模」続いて「ネットスーパーの売上を1.5倍にするにはどうするか?」でした。1.5倍にする系のケースはDIが毎年課しているようで、ネットにもいくつかそんな話が転がっていますね。実はこの時もいきなりぶっこむ輩がおりまして、一つ目の市場規模推定が出された時点でいきなり「僕、この答え知ってるんですけど」などと言い出しました。ちなみに慶応の男の子ですね。彼曰く「それ6兆円ですよね。この間ニュースで読みました」マジかよ、どんだけ記憶力良いんだよ…って思ったんですけど、考えてみるとネットスーパーで6兆って多すぎますよね。そこに突っ込むとどうやら彼の言っていた数字は「ネット通販」全体のものであることが判明。ビックリした…

この後は淡々と議論が進み、最初にフライングしちゃった彼は若干焦って自爆してたけど、それ以外の5人は冷静にお題をこなしていきました。終了後の個別質問では僕に質問が飛び、いきなり「君、今挙がった意見で1.5倍になるって思う?」と聞かれました。正直に、難しいと思いますって答えたら「君はあんまりアイディア出してなかったけど、何かある?」と。特に思いつかなかったんだけど、「今回は利益を上げるのではなく売上にフォーカスしているので、利益率は度外視して…」という若干チートな意見を出してフィニッシュ。

  • 3次選考(GI)

2次GDの直後、一度大きな会議室に戻って待機します。すると10分程度の後再び社員が入ってきて「これからお呼びする方はお集まり下さい」とのこと。そう言って6人の名前を読み上げました。続けて「後の方は本日の選考は以上です。結果は後日ご連絡します」だそうな。要約すると「お前らは落ちたので帰ってください」ってことだよね。僕は6人の方に入ってたから良いけど流石に空気が凍ってたよ。僕等が3部屋に分かれて入室する間に残りの人たちはぞろぞろと社外へ。ここまでやる必要あるのかねぇ。

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お祈り担当は黒木メイサを意識したメイクのお姉さんでした

てなわけで、3次です。僕はここでダメだったんだけど、これを突破するとインターンですね。形式は学生2:面接官4のグループ面接。GDとはうって変わってケースなしES準拠のオーソドックスなもの。正直、この手の面接がほぼ初めてだったこともあって、今考えれば残念な内容だったかなと。そもそも志望動機とか無いに等しかったし(就職偏差値が高かったから、くらいの認識)、自己アピールに関する鉄板ネタもブレてたし。隣の子と比べてそんなに悪かったとも思わなかったけど、とにかくダメだったのは確か。ここまで残ったのに落とされるってのは悔しかったけど、まあ甘んじて受け入れた覚えがあります。

さて、グダグダ書いてきたけど少しは参考になるかな?ならねーよな。僕、就活で友達とか一人もできなかったので情報が集約できんのよ。だからどこまでも主観的な内容しかブログにできない。そこは申し訳なく思います。ごめんなさい非リアで。まあ、それでも良いという人はこれからも覗いてください。

http://blog.with2.net/link.php?1090012

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