修士で就職か、博士に進学か、それが問題だ(1)

アロ 2012/03/01 20:39

こんにちは。一年前からmugyuuさんのブログを拝見させていただいてます。特に院試のエントリーにはお世話になりました。そのおかげもあってこの4月から東大院工学系研究科に通えます。(非宮廷国立出身です。)

そこで少しご相談があります。博士課程or修士就職についてです。東大院では第一志望の研究室に合格することができ、そこで行われている研究についても非常に興味があります。出来れば一生その研究ができればいいなと考えています。しかし、博士課程またその後のポスドクの現状などを調べると非常に厳しいもので、冷静に自分を分析するとそこまで頭は良くないので、任期無しアカポスに就くのはかなり難しいのではないかと思っています。

また、博士での民間就職も必ずしも自分の行ってる研究にマッチングした職業に就けるとは限らず、全く関係のない職業に就いている方も多くいるので、それならば初めから修士就職でいいのではないかと考えています。さらに、修士の方が幅広く職業を選択することができ、自分の１番興味がある職業には就けなくても、２番目、３番目に興味ある業種にもチャレンジできるのでビビりな私には修士就職の方が向いているのではないかと思っています。自分でも修士就職の方がコストパフォーマンスも良いとわかっているのですが、そんなに簡単に折り合いをつけることができず、やはり自分のしたい研究をしていたいし、せっかくの東大院なんだから2年では短いし、5年間修業を積みたいとも考えています。

贅沢でわがままな悩みだとは自分でもわかっていますが、何かアドバイスをくださると嬉しいです。また、mugyuuさんが博士過程ではなく就職を選んだ理由、mugyuuさんの周りで博士課程に行く人はどのような人か等についてもお教えいただけると非常に参考になります。

ご質問ありがとうございます。そして合格おめでとうございます！このブログではいろいろと役者不足だったと思いまが、モチベーションアップにつながっていたのならとても嬉しいです。

今回のご質問は「博士課程ってどうよ」ってことですね？理系修士の学生にとって一度は考える機会のある問題です。僕も博士課程への進学は念頭に置いていましたし、まわりの友人も同様だったようです。今日はそのあたりのお話を交えつつ、ひとつ記事を作っていこうと思っています。長くなりそうだから前編・後編に分割するかも。