JR東海セミナー



本日行ってまいりました。JR東海セミナーin品川でございます。アトレ手前のガラス扉を入ると、人で溢れる駅構内とは別世界。静かなJR東海の自社ビルでございます。なんで都内に東海の施設があるかって?それはね、東海道新幹線を持っているからなんだよ!在来線は名古屋・静岡周辺だけなのに、何故かドル箱の東京〜新大阪間の路線を持ってるんだ!不思議だね!

…それはさておき、何の事前情報もないままセミナーに突入。とりあえず人数が多い。200人弱はいただろうか。これが1日3回とかあるらしい。まったく大企業はスケールが違う。入場までちょっと並んで会場へ。

大きなホールみたいなとこで資料と名札(あくまで参加者であるのを示すだけのもの)を受け取り4人ずつテーブルに着く。やることもないのでお決まりの自己紹介タイム。僕は基本的に大学名を言わないようにしてるんだけど

最初の子が開口一番「□□(某マンモス)大学理工学部の○○です」って言うもんだからそんな流れになってしまいました。

結局うちのグループは理系私大が3人。全員学部生と言う結果に。瞬間的にアウェーになりました。完全に引かれた。とりあえず、適当に場を和ませつつ就活の話を振る。基本的にみんな固い業界を回っているようだけど特にこれといった志望はないみたい。ここんとこ、会う学生が口をそろえて「外銀・コンサル」なんて言う環境にいたもんだからちょっと感動。だいぶ和む。

僕も適当に話を合わせてお喋り。雰囲気としてはNTTデータのセミナーに近かったかな。

それからお決まりの企業PVが流れてセミナー開始。流れは以下のとおり。

  • 企業概要(50)
  • GW(部門・系統の理解)(40)
  • 個別質問会(30)

概要については大して感想はありません。ほとんどは知っていることだったし。印象に残ったのは「安全」を第一に考えていると言うこと。当然だけど、採用担当の人事も少し堅そう(笑)JRに言った人たちに聞くと口をそろえて言うのが東・西・東海はみんな仲が悪いということ。そしてその意味を実感した。様々なグラフを見せては「東海はここが(東日本より)すごい!」

ってアピールしてくる。

そりゃ東海道新幹線持ってりゃそうなるだろ、というのは野暮。素直に頷くのがベスト。話は全て新幹線と、そのバイパスたるリニアの話題のみ。僕の興味である商業・不動産開発関連の話題はゼロ。ま、そーゆー会社じゃないからね。んで可もなく不可もなくな説明の後GW。内容は特筆すべき点もないので省略。別に面白くもないし、思考力も必要としない。途中で□□大の子が「難しすぎてわかんねーよ」って言ってたのは、やっぱりデータのセミナーとデジャブ。

その後ダラダラとした解説があり、個別質問会へ。開場前後から、明らかに内定者と思われる集団がうろうろしておりこいつらが出てくるのかなと思ったら案の定。4系統×2人(総合・プロ)が自己紹介を始めました。ここで簡単にJR東海の採用区分をまとめるとこう。

 事務運輸車両・機械施設電気・システム
総合職
プロフェッショナル職-

理系は事務職以外での採用。ホントはプロの下にアソシエイト職ってのがあるんだけど上手く表組みが反映されないので省略。たぶん高卒の人が行く系の区分だと思う(←失礼)で、理系代表の内定者たちが行った自己紹介といえば結局のところ就活中、日に何度も吐いていたであろう唾棄すべき自己PR。

○○系統△△職採用の□□です。私が弊社を志望した理由は〜

私の就活の軸は2つありまして、ひとつめは〜

OB訪問を行った結果、JR東海の○○に深く興味を持ち〜

おい。ちょっと待て。お前らの前に座ってるのは人事じゃないんだぞ。もう就活は終わってるんだ目を覚ませ。…これが冗談ではないから恐ろしい。就活長期化の弊害だね。人気企業JR東海の暗い一面を垣間見た気がしました。ちなみに、後ろの社員は苦笑。人事は困り顔で時計を見つめる。そう、この自己Pが長い。軽く3分。全員しゃべったら20分以上経っちまうじゃねーか。今日は君らの模擬集団面接を聞かされるために集まったの?みんなお祈りだよ。空気読めなすぎ。

とまあ、こんな感じでセミナー中は終始テンションが低いまま。ただ、全員が悪かったわけじゃないよ。総合職2人とやたら貫禄のあるプロ職の人はコンパクトな自己紹介。やはりプロ職のレベルの低さ(総合職のレベルが高いわけではなく)は目立ったけどもね。てなわけで、今日のハイライトは完全にこの"内定者による模擬集団面接"だったように思います。とても良い失敗例でした。僕自身は人事にサクッと質問して退出。大学へ向かいましたとさ。

そもそもさ、質問会するなら社員連れてこいよな。内定者なんてただの学生なわけで、彼らから就活テクニック聞いたって得るものないわ。社員と学生の違いと言えば、年齢からくる人生経験の差を除けば実務経験という一点のみだよね。知りたいのもそこだし。まあ、安い労働力を確保しつつ内定者のつなぎとめにも一役買い、しかも内定者自身は鼻高々で非常に気分が良い。企業側からすりゃメリットばかりかもしれないけどね。

http://blog.with2.net/link.php?1090012

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