SNS・ブログの個人特定について



なんだかものものしいタイトルですが、なんてことはありません。ブログばれについて少し書いてみようと思うのです。幸いにして本ブログ「就活と院試と研究室」の管理人である私mugyuuは、依然として匿名性を保てている(はず)なのですが、そんな努力はなんのその、twitter上では実名で堂々と就活してる人たちがいます。某就活サイトではその有効性についても論じられている様子ですが、僕みたいな情弱にはとてもじゃないけどムリ。ハードル高すぎです。このブログだって早晩身元が割れやしないかと危惧していて、あんまり新規セッションが増えるとどこかで晒されたのではないかとビクビクする日々です。と言うのは嘘ですが。

じゃあ何を書こうと思ってるのかといえば、企業の人事が就活生のSNSアカウントとかブログをチェックしているよという話。そんなのやってるに決まってるだろ、というご意見があるのは百も承知。まずは僕の体験談を読んでくれたまえよ。


——異変に気づいたのはいつ頃ですか?

そうですね…あの記事を書いて少ししてからですから、9月の後半から10月にかけてでしょうか。本当にいきなりだったので、私、どうして良いか分からなくなって…

——「あの記事」とは?

えっと、この「CDI筆記」というエントリです。夏休みのあいだはコンサルの説明会とかに行って、そこでの感想を書き残していく形態をとっていたんです。だから私、本当に悪気なんてなかったんです。本当です。それなのにこんなことになってしまって…

——よろしければ、どんなことがあったのか話していただけませんか

はい。上手くお話できるかどうか分かりませんが、やってみます。今後私みたいなひとが出ないように。さっきも言いましたけど9月の終わりごろのことです。インターンから帰ってきて、家でブログのアクセス解析をなんとなく開いてみたんです。そしたら、いつもより少しだけPVが多くて。なんだか嬉しなって私、IPアドレスとか調べてみたんですよ。そしたら毎度おなじみの大学のなかに、ひとつだけ企業のアドレスがあったんです。しかも1日で30セッションも。それがCDIでした…

——それはさぞ怖かったでしょう

ええ、本当に生きた心地がしませんでした。でもそれだけじゃなかったんです。次の日は何もなかったので安心してたんですけど、週が明けるとまたアクセスが始まって。コメントも残さす日に何度も執拗にアクセスがあるんです。最初はあの記事を消してしまおうかって考えたんです。でも何が悪いのか分からなかったし、企業の圧力に負けるのも嫌だったから…。

——素晴しい勇気ですね

そんなことはありません。私はただ、ブログを書くという表現の自由を守りたかっただけで。その一心で耐えたんです。そしたら、次第にCDIの人たちも他の記事に興味を持ってくれて、いろんなページに遷移してくれるようになったんです。本当に嬉しくて私、一人で泣いてしまったんですよ。自然に涙が流れてきて。でも、そんな時間も長くは続きませんでした。1ヶ月もするとあの会社は私のことを忘れてしまいました。選考にも落ちてしまったし、私から連絡を取る手立てはありません。こうして、PCの前に座ってただ待つのみなんです。あの企業(ひと)がもう一度弄んで(アクセスして)くれるのを待つだけ…

やっぱり官能小説風にはできないな。あれってシンプルな様式美のなかにも、日本人独特の奥ゆかしさがあって良いよね。ところで、僕のブログにアクセスしてくるのは何もCDIだけじゃない。コカコーラショックの一件ではコカコーラからとか、割とタイムリーに説明会後なんかにはチェックしてるみたい。業務なのか単純な好奇心なのかは分からないけど。まあ、CDIの場合は革靴がキューキュー鳴ってる人を社内で探したんじゃね?あれじゃ客先出れんだろう。余計なおせっかいだけど。それにしても、警察庁からアクセスあったときは流石にビビった。やっぱり国家権力には睨まれると不味いよね。

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