英語のボーダーなど 東大新領域とかの場合



  • seppa 2011/07/25 23:01

mugyuuさんはじめまして、つい最近このブログを発見させていただいて読ませていただいているものです。僕も今年東大のロンダを目指し勉強しています。このブログでは色々教えていただくことが多く参考になってます。

このブログを発見するのが遅れてしまいホント急な質問をしてしまうのですが、8月8,9日に東大の新領域を受験します。受けるのは環境系です。英語は当日大学の用意した試験を受け、同時にTOEICTOEFL提出も可で、全てを換算した後その中で点数のいい方を英語の点数にすることになるというものです(ここまで書けば専攻がある程度バレてしまいますが)。僕はTOEFLがどうしてもダメだったのでTOEICを提出しました。スコアが800弱なのですが、正直合格ラインが見えないのでこのスコアが足りないのかどうかがわかりません。今年は受験者数がここ2,3年で1番多く、しかも希望している研究室の倍率が高いそうなので不安です。英語は元々苦手で当日受ける試験の方は若干捨てているのでほぼTOEICのスコアに賭けています。score800は院試において合格ラインに届いていると思いますでしょうか?

また専門試験では、mugyuuさんは専門外の科目を選択して10割の出来だったとブログで拝見しましたが、専門と英語合わせた平均ではどのくらいの出来だったと感じていますか?なんか雑な質問ですいません。どんなささいな情報でも構いません、ブログに載せていない範囲で当時のことを教えていただければとてもうれしいです。長文すいません。

seppaさんご質問ありがとうございます。簡潔にお答えしますと、英語のスコアは現時点で合格ラインを越えているように感じます。TOEIC800なら大抵の理系院生の母集団の中では平均以上でしょう。もちろん人気のある研究室ということなら話は変わってくると思いますが、そこまでくると英語の点数で差別化は難しいのではないでしょうか。なんだかんだで、英語のスコアを圧縮(正規化?)してしまうと大した差にはなりません

また、僕は新領域については得点開示をしたのですが(何故か本郷は開示し忘れたので今度やるつもりです)環境系でもやはり英語による差別化は難しいという印象でした。ただ専門科目も凄く簡単な専攻だったため、最終的には専門や基礎科目のミスが合否を分けるのではないかと思います。ちなみに開示の結果専門は満点、TOEFLは換算後の得点で8割越えでした。完全に自慢です。あと、工学系の今の専攻でまわりに聞いた感じだと、TOEFL550以上・TOEIC750以上なら英語が原因で落ちることはないような気がしました。

  • 英語はTOEIC800で心配ない。それが原因で落ちることはない
  • 結局は配点の高い科目(おそらく専門科目に該当)で決まる

あまり有用な情報ではありませんがまとめるとこんな感じです。ちなみに、人気研究室というのは死ぬほど倍率が高いことも有り得ますね。僕の所属する専攻の某研究室は内部生の上澄み数人しか配属されません。外部生も数十人単位で第一希望するようですが、ここ数年でひとりも入ってない模様。もちろん極端な例ですが、その学生が内部なのか外部なのかはちょっとググれば分かったりします。外部生が毎年いるようであればそこまで恐れることはないでしょう。また専攻によって教員一人当たりの配属上限が異なります。2人までの専攻もあれば5人以上のところもある。希望者が多かろうと、上位5人が全員天才(及び秀才)なんてことはありません。2人とかだと全然あり得るけど。てなわけで枠にも注意してね。

一方で、ある程度の得点が取れていればどこかの研究室に引っかかるはず。どうしてもやりたい研究があるのは良いことですが、テーマが変わっても新たな発見があったりして面白いものです。まだ卒論もまとめたことのない学部生なわけですから、既知の分野やアプローチだけで研究の方向性を決めてしまうのはもったいないかもしれません。もし希望する研究室に入れなくても、新たなテーマでやっていくことは十二分に可能です。あまり深刻にならず、今やるべき勉強に集中しましょう。

  • 人気研究室の場合はボーダーが非人道的に上がる場合もある(枠の数が重要)
  • ただし、点数が取れてればどこかには引っかかるのでご安心を

「これについて知りたい!」など具体的な指定があればもう少し詳しく書けるかもしれませんが、今日のところはここまで。お答えが遅くなってごめんなさい。新領域の試験、頑張ってくださいね!

http://blog.with2.net/link.php?1090012

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