院試全般の勉強法・参考書について



  • ロンダ 2011/12/27 15:24

(前略)東京大学について質問させてもらったのは英語が自分はダメで、今、mugyuuさんが英語のカテゴリーに書いてらっしゃる方法で冬休みから、TOEICの勉強を始めたのですが、TOEICでさえ苦戦してる自分がTOEFLをとれるのかと思い、それなら京都大学大阪大学で就活できるなら、京都大学大阪大学の情報系か工学系にロンダしたいなと思い、質問させてもらいました。学校の勉強に集中してたおかげで数学や電気回路の問題とかは解ける問題もあるのですが、英語を乗り越えないとダメだなと思い、勉強してます。

自分は大手に入りたいという希望はありますが、絶対ここに入りたいということは今は持っていないので、京都大学大阪大学でもいいのかなと感じましたが、まだ明確にどの企業に入りたいとか決まってないので、後々気持ちが変わる可能性もありますし、今2年生なのでTOEICの対策が終われば、TOEFLの対策もしておいて視野を広げておこうと思います。TOEFLについてもmugyuuさんの記事を参考に勉強をしようと思います。たびたび申し訳ないのですが、勉強方法とTOEICの点数を質問させてください。

・数学や専門科目は試験範囲を片っ端から勉強したのでしょうか。それとも過去問を見て傾向を見て重点を置く場所を決めて勉強したのでしょうか。

TOEICの方法はmugyuuさんが書いてらっしゃる方法で、スピードマスターというシリーズをやって公式をやる流れでいいでしょうか。

・数学とか電磁気とかいろいろな会社の参考書が出てますが(サイエンス社とかマセマとか)mugyuuさんはどの会社がオススメで、またどの会社があまりオススメできないでしょうか。

TOEICの点数は東京大学京都大学大阪大学名古屋大学を受けるならどれくらいの点数がそれぞれ必要でしょうか。

今回も長文になってすいません。お忙しい中、申し訳ないのですが、質問について教えてください。

ええと、またまた時間が空いてしまい申し訳ないです。あけましておめでとうございます。今日は研究の方でちょっとヤル気が出ないのでブログの方を書いていこうかと思います。とりあえず一問一答形式で質問にお答えします。

  • 数学や専門科目の勉強方法

完全に過去問ベースです。過去問を解きながら、間違えたところ・曖昧なところを教科書に戻って復習しました。まあ戻るとはいっても実際には問題の解法にたどり着くところで満足していたので、そこまでしっかりやっていたわけではありません。要は模範解答づくりですね。よく出題されている分野については背景知識(?)も勉強したりしましたが、この時は出題範囲を逸脱するところまでやったりもしました。もちろん、そのほうが効率が良い(問題が早く解ける)と思った時だけですが。

  • 数学や専門科目の参考書について

これはねぇ、正直わからんです。僕自身、参考書では解法を調べる以上のことをほとんどやっていないので。むしろ自分の大学で使っていた教科書が活躍したかな、といったかんじです。丸善とか森北出版とかのやつね。


電磁気学〈1〉 (丸善物理学基礎コース)

電磁気学〈1〉 (丸善物理学基礎コース)


電磁気学? (現象と数学的体系から見える物理学6)

電磁気学? (現象と数学的体系から見える物理学6)

「単位の取れる〜」シリーズでどうにかなる大学も多いですが、正直東大の工学系はキツい印象。京大もそんなかんじです。まあ導入としては良著だと思いますよ。どの程度のものかは勉強を始める前に一度過去問を取り寄せることをおすすめします。情報系とのことですからガチの物理が出題されるわけではないでしょうが、数学はそれなりに難しそうですね。参考書とは違いますが、友達に貰った数検1級の問題集が結構面白くて教養時代の良い復習になったのを覚えています。


「数検」問題集 1級

「数検」問題集 1級

最後にマセマ。これは広くおすすめされる本ですね。僕も特に否定的な意見を持っているわけではないですが、正直他の参考書とそこまで違いがあるようには思いません。結局、大学の専門レベルに近付くほど学生間の集合知ってあてにならないなと思うわけです。本質的な勉強がしたければ先生に聞いてみるのが一番。参考書・専門書についてはどの先生も一家言持ってることが多いですからね。

短期的に、具体的には半年以内でTOEICのスコアを上乗せしようというシチュエーションではスピードマスターを使うと効率が良いと思います。自分が実際に使ったというだけでさしてスピードマスターに思い入れがあるわけではないのですが、少なくとも薄めの本を使わないと何周もやり込めないですし。これで何度か試験を受ければ、慣れの効果も相まって800位までは狙えると思います。ただしロンダさんのようにまだ時間に余裕がある方の場合、対策の方法はもっとバリエーションに富むのではないでしょうか。頑張れば上記した小手先以上の力をつけることが可能ですし。大学の専門の勉強もあると思いますが、僕だったら単語やるかな、時間に余裕があれば…。問題を解く(処理する)速さはスピードマスターや公式問題集で鍛えられるので、自分に足りない単語をやれば底上げできるのかなと思ったりします。高校英語に不安があるのなら、もっと根本的なところで一から文法に取り組むのもアリで、「院試に向けた英語勉強法」で取り上げた文法書なんていかがでしょう。あっ、あとモチベーション維持のために公開テストは受け続けたほうがいいですよ。

これについても明確な統計はないでしょうが、700あれば東大でも京大でも足を引っ張ることはないでしょう。600でも大丈夫かもしれない。前に書いたかもしれませんが東工大の某学科では卒業要件にTOEICのスコアがありまして、確か600点台だったはずです。600ジャストだったかな。その意味では東大・京大700、阪大・名大650くらいのスケールでどうでしょう。専門で基準点に足りているなら問題なく合格だと思います。

http://blog.with2.net/link.php?1090012

このエントリーをはてなブックマークに追加