デベロッパーの社員(三菱地所編)



三井不動産編に続いて三菱地所編です。丸の内のビルにおんぶにだっこですが、まあデベのおいしいところを全部持ってる会社かもしれないですね。M1の年明け以降はここが第一志望でした。面開発(笑)を実行できるのはここくらいなものだけど、ひたすらオフィスビルを建てて思い出したように商業床をねじ込む手法、まあ都市計画ではないよな。ただ、こんなこと言ったら自治体の首長にでもなんないと都市計画なんてやれないもん。やっぱ三井三菱は最強のデベロッパーでしょうね。

社員はね、三井ほど統一されたイメージがあるわけじゃないな。まあ三井だって体育会系ばっかではないんだろうけど、地所はクセのない人が多いからこう感じるのかも。面接官は概して紳士だったように思います。最終に近づくにつれ年齢層が上がっていったけど、みんな常識的なオーラが漂ってました。強引にタイプ分けすると大きく2種類の人がいたような気がする。

最初のタイプは「意識高い系紳士」ですな。基本的には対就活生用の顔なんだろうが、とにかく改正都市計画法とか景観計画とかJVとかPFIとか人口オーナスとか産業構造の変化とか、よくわかんねー話でケムにまくんですよね。今にもメガネをクイッってやりそうな雰囲気。他のデベロッパーにもいたけど、地所には輪をかけて多い印象がありました。個別訪問会みたいなイベントで話を聞いた社員がドヤ顔で「成田空港と羽田空港を結ぶ高速鉄道を通して、丸の内の地下にそのターミナル駅を誘致したい」とか言ってたのが印象的です。いや、地所なら働きかけるのも可能なのかもしれないけどさ。とにかくそんな長期戦略を真面目に考えてる部署があるあたり、人材を遊ばせておく余裕のある会社なんだと感じました。その割にフットワークはいつも重そうだけど。

続いて2つ目のタイプは「良家の御子息系紳士」。不思議な表現だけどね。地所は他のデベに比べて明らかに"毛並み"が良い社員が揃っている気がするんですよね。「意識高い系紳士」のように賢さでグイグイくるわけでもなく、三井不動産のように体育会系でオラオラなわけでもなく、ただただ微笑んでいるような。ここまでの人生、ほとんど挫折することなく生きてきたんじゃないかと思われるような余裕の微笑みです。別にコネっていうわけじゃないんだけど、普通に頭が良くて東大や慶応や一橋を出ていて、家柄も由緒正しいような。生まれながらのハイクラスな人たち。若干僻みが入ってるけどこの点では明らかに地所が突出していたと思います。説明会で出てきた7年目(?だったと思う)の社員とか、まさにこんな感じだった。話聞いたら両親共に医者で、某中高一貫高から東大経済。なんだそりゃ。ってか、なんでこんな話になったのかは覚えてないんだよな。

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これさ、フォルクスワーゲンのタイプ2だよな。何故三菱自動車つかってやらんかった…博報堂ェ…

ただね、強引に「意識高い系紳士」「両家の御子息系紳士」の2つに分けたけど、大体は普通の人だよ。体育会系な人も結構いるし。僕の知り合いだと、同期は「良家の御子息系紳士」で先輩は完全に普通の人。むしろ根暗かな。特に先輩の方は生まれてから一度も合コンに誘われたことがないと豪語してて、この間会った時も合コン企画しろってうるさかった。企画できるだけのツテがあったら週末にあんたと酒なんて飲まないっての。デベロッパーと言えばイケメンリア充のイメージがあったけど、やっぱりこんな人もいるんだなと思った。まあ、彼も楽しそうに仕事やってるみたいだけどね。時々休日出勤してるって言ってたけど、やっぱり外資やマスコミに比べれば全然楽だって。

ではでは、地所の話はこんな感じ。付け加えるとすれば件の先輩の部屋には何故か三井不動産のカレンダーが貼ってあって、お互い社員の交流があるみたいだった。大手同士で馴れ合うのはさぞ楽しかろう。そういや野球部とかは試合もやってるって言ってたな。ま、どうでもいいけど。

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