組織が就活時に年増を弾く合理的理由

ニュー 2014/08/23 09:45
就活と年齢の問題について知ってることがありましたら記事にしてください。年増に厳しい企業や業界等
ちなみに来年から就活が始まる+3の工学系院生です

今日はこのコメントにお答えしたいと思います。しばらく放置してしまってすみません。ほんとすみません。なんせ僕が就職活動をやっていたのは2010年夏〜2011年春ですので、ほんともう太古の昔。こんなので就活ブログを名乗ってちゃいけないんだろうけど、とにもかくにも過去記事のほとんどはこの手の情報ですからね。これでも前職では社員訪問的なものやインターンに引っ張られていたこともありますし、全く畑の違う業界・職種での経験もありますから、まあ素人として精一杯の考えを書いてみます。

  • 年増にも限度があるよね

まずこれね。やっぱね、圧倒的にあれですよ。+3ってそこそこ浮くので、全体研修とかしようとするときに雰囲気違うんですよね。しかも修士ってことはストレート学部卒と比べて+5でしょ。もうね、おじさんですよ。この観点から言うと、同じ職種で大量採用してるとこなんて厳しいでしょうね。一般論として金融は不可能に近いみたいな話も聞きます。ただこれって要は文系就職した場合の話なわけで、ニューさんには無関係かもしれませんね。

軍隊採用からの一斉新人研修、そして同期の仲間意識醸成、みたいな

  • その数年にリスクはあるか

とりあえず理系修士にフォーカスしたとして、業界や個別の会社の風土に加え様々な職種があります。技術営業みたいなところから開発・研究系までいろいろですが、それぞれの組織・業務内容を考慮し、何をリスクと考えるかで年増(この記事ではあえてこう表現しますが)に対する風当たりも変わってくるはずです。何も、社会人は全員年増が嫌いというわけではなくて、組織としての考え方に則って採用活動を行った結果年齢によるフィルタリングがあったりなかったりとなるわけです。僕の知る限り、+3の理系修士で就職していった人は複数人います。有名どころだとNTT・IBMパナソニック・ADL・日立あたりでしょうか。比較的研究職が多いですが、日立の人は社内SE的な?職種だとも聞いています。少ないサンプルから結論を導くのは難しいですが、要求されるスペックが比較的明確な業種では年齢による壁が低いのかもしれませんね。小規模な企業についても同様な傾向が見いだせそうです。
前職の人事担当者が好んで使っていた言葉に「母集団形成」というものがあります。おそらくリクルート系その他の持ってくる提案書に日々毒されているからでしょうが、手軽に十分な数の「母集団」を集めることのできない組織にとっては、年増かどうかは大した問題ではないのでしょう。前者にとっては要求する能力を満たすことが、後者はそもそも自分の会社を選んでくれるということのほうが、よっぽど重要な条件ですからね。+3修士にとっては「年増」であることが相対的に低リスクである組織を狙うことが必要そうです。

  • じゃあ具体的にはどこだよ

あまりに獏っとしていて俄かには回答できないですね。いくらでも例外はあるでしょうし。ただ幸いにも、応募した採用枠に年齢制限が存在する場合、上述の理由から書類選考で落としてくれることが期待できます。年齢は面接で確かめるまでもないので、ある意味コントローラブルなリスクと言えるでしょう。社員から何度も質問を受けつつ、あるかわからないコミュニケーション能力を測られるよりは悪くない状況かと。
とはいえ無理に挙げるとすれば、外資全般・コンサル・ゼネコン・商社・IT通信・エンタメ系あたりは年増を無下にしないイメージです。メーカーも研究職ならチャンス有りかと。日立系も緩いって中の人が言ってたかな。キャノンもほとんど外資みたいなもんだし、ウェルカムって聞いたことある。
一方でマスコミ系は一部除いてキツいとか。ま、保守的だもんね。あと製薬系。理由は知らない。それ以外はあんまり聞かないけど、メーカで三菱電機系列が難しいって2chに書いてあった。重工は博士しか知らないからよく分からない。それでなくとも、年増にフィルタかけてるようなとこはそもそも堂々と募集要項に対象年齢書いてたりするみたいだし、それである程度わかるんではないかな?

ガテン系公務員とかに年齢制限あるのは理解するけどね

  • 最後は個人の資質だと思います

ここまでは意識して外部要因ばかり論いましたけど、結局はニューさん自身のキャラクタとかがデカいと思います。やはり面接官は+3の内訳を聞くだろうし、そこで納得のいくストーリーが展開されなければ「敢えて」年増を取ることはしないでしょう。これは喋るネタ・想いが伴った場合の逆転アドバンテージも示唆していますが、そのへんはいかがでしょうか?これ以降は僕が立ち入る領域ではないような気もしますが、新卒27歳の修士を採用する場合、合理的説明を必要とする企業はこと日本においては多いと思います。27歳といえば職歴3年の僕mugyuuの年齢ですし、ストレートで行った場合の博士取得者も同様です。求められるものはそれぞれ異なりますが、やはり採用担当者がこのへんの比較を全く行わないと想定するのは些か楽観的です。
また、入社してからの場面を想像してください。大きなメーカーであれば伝統的に高卒を採用します。27歳の高卒の人って9年目で、最早2ランクくらい上の先輩になりますからね。そうでなくとも2年目修士の先輩より年上になるわけですから、学生時代と同じような気まずさが伴います。学生時代の浪人・現役生関係なんかと違い、年齢・社歴・採用枠はそのまま給料やポジションに直結することが多いですから、そこそこ遺恨を残します。会社としてはそこで変な空気を作ってしまうような人はあまり採用したくないというのが本音ではないでしょうか(少なくても僕はそうです。面倒くさいので)。
ダラダラと私見を述べましたが、このへんの内部要因に端を発するディスアドバンテージの方が致命的になる可能性が高いと感じます。余計なお世話ですが、就職活動の際は少し気をつけて面接等に望まれることをおすすめします。

本文とは関係ありませんが、年上部下ってのはBL的に相当美味しいシチュ

  • まとめ

最後の方、なんかいやらしい言い方というか、上から目線の説教ぽくなって気持ち悪いですね。すみません。オーダーは「就活と年齢の問題について知ってること」とのことでしたが、これで一応の答えにはなっていますでしょうか。まとめると、組織にとって年齢が重要なファクターでないことを確認すべしということ。そして、自分自身の年齢に付加価値をのっけてプレゼンできれば無問題ということ。具体な企業名も上げてはみましたが、如何せん全て伝聞ですのであしからず。ちなみに前職ですと+3の修士もいましたね。若干コミュ障気味だったので、同期の学部生からはビックダディ呼ばわりされてましたが、まあ平和にやっておりました。なのでインフラもウエルカムだと思いますよ!仕事はつまんないけどね!
それにしても、タイトルなんか微妙だったかな…

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