NTT研究所・オープンラボ



三鷹からバスですぐ。NTTの武蔵野研究所に行って来ました。昨日今日と開催されているオープンラボはNTTの研究所が一堂に会する一大イベント(と思われる)。全国各地から学生が集結しました。感想から述べますと、やっぱり研究もいいんじゃね?って感じです。なんかブレブレなんですけどね。久しぶりに興味の持てるプレゼンを聞き、打算のない純粋な質問をぶつけてきたというか。やっぱ僕こっちのが合ってるのかもしれないわ、という悩み。

そんじゃ今日の流れ。朝、三鷹駅に到着するとロータリーに明らかにオープンラボ参加者と思われる一団がおり、あまりの地味さに和む(笑)なんか研究室にいるみたいなホーム感があるんですよ。コートが地味!髪がボサボサ!就活し慣れてないかんじがありありと見て取れました。やっぱり研究職に就く人たちはこうでないと。ちなみに僕もワックスとか全然つけてなくて、適当に寝癖直したくらいで家出てきたんですけどね。

バスに乗って研究所へ。正門前に着くと建物のあまりの立派さに圧倒される。やばい。今までそれなりの数の研究所(官・民問わず)見てきたけど、かっこ良さはトップクラス。中に入るとやっぱり凄い。研究してんのかよってくらい。生活感が全くなく、まるでホテルかと。受付は既に大勢の学生が並んでおり、少し待たされることに。やっぱり人気なんだなぁーと再確認。通された部屋で全体説明とか、あと基調講演みたいなやつを聞く。NGNの話だったけど眠くてうつらうつらしてました。立ち見の人には申し訳ないが。

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http://mapz.exblog.jp/10410509/より

んで、昼前になってやっと開放される。昼飯は混んでたのでパスして地下の研究紹介ブースへ。本当にいろんな研究をしているなと感じつつ、自分に理解できそうなテーマがほとんどなくて悲しくなる。それでも3つくらいは興味の持てる内容があったので適宜質問しつつ回ってみる。要領は学会とかのポスターセッションと同じで、説明してくれる人の質がやはり高い。良くも悪くも研究者・技術者の集団であることを再認識する。ここで学生の面倒見ることなく研究・開発してるならそりゃ凄い成果も出るわな。

昼飯は唐揚げ弁当。白米に唐揚げ5つのみという豪快かつ質素な食事をとる。高校時代の学食弁当以来のクオリティ。席が足りず相席がデフォだったため、何人かの学生と連絡先交換。みんな研究所や○○総研みたいなところを中心に見ているようで、僕のような軟弱者はマイノリティだった。

午後は若手研究者との座談会的なイベント。基礎研究やってる人たちのセッションの整理券をゲットしていたため、再び2階へ。採用の流れから、一日の過ごし方から、博士じゃなくて就職を選んだ理由までいろいろと聞く。印象に残ったのはこんなような話。

  • NTTで基礎研究やる人は最初から大学に戻ること考えてる
  • そのため、論文バンバン書いて社会人ドクターとる
  • 修士の選考は研究内容のマッチングよりポテンシャル
  • 特許とかおいしいよ
  • 業務時間はかなりフリーダム。まるで大学

このへんは他のとこでも聞いたし、まあ本当なんだろう。このへんで完全に行きたくなってきてた。福利厚生もかなり充実してるし、悪いとこは研究所の立地くらいだろうか。三鷹ならOKなんだけどな。厚木とか遠すぎだろ。

最終的にはかなり満足してオープンラボ終了。収穫がありました。とはいえ、僕の行きたいと思ってる研究所は軒並み人気らしく(まあ、みんな考えることは同じなんだよな)なかなか厳しそうだということも分かった。選考の第一ステップとして5分のプレゼンがあるんだけど、ここでしっかり説明しきることが重要なきがする。質疑がやたら長いっぽいしちゃんと研究してきたことを示せないと。正直、僕が大学でまともに取り組んできたことなんて研究くらいなもんだからな。ここで負けるわけにはいかんぜよ。

http://blog.with2.net/link.php?1090012

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