"街づくり"系企業に内定するには(1)

  • hiyu 2012/12/04 17:56

お返事ありがとうございます。使い分けをした方が良いということですが、デベロッパーや鉄道会社の面接で街づくりがしたい!沿線地域の開発や観光促進がしたい!というのは逆効果ということなのでしょうか。

早速のコメントありがとうございます。なかなか難しい問題ではありますが、とりあえず書いてみますので参考になればと思います。

  • "街づくり"系企業の現実

確実に長くなりそうなので適当なところで切りながら書いていこうと思います。興味がおありかと思うので、まずは僕がいくつか経験してきたデベ・インフラ企業の面接の様子についてお話ししますね。また、今後"街づくり"系企業って言葉を使って記事を書くので最初に簡単な定義を載っけてから始めましょう。

"街づくり"系企業
いわゆる"街づくり"を生業とする企業、またはその一部に不動産関連の部署を有する企業。具体的には総合デベロッパー・スーゼネ(開発系)・鉄道(私鉄・JR東)などを指す。主な志望者は建築系専攻の工学部勢と、商社や金融などを併願とする文系勢。採用人数の少なさから一般的に倍率が高くなる傾向にある。

まずは大前提です。"街づくり"系企業において面接で「街づくりがしたい!沿線地域の開発や観光促進がしたい!」と言わない学生は圧倒的に少数派です。僕だっていくつかの会社ではこんな感じのことをしゃべりました。それはなぜか、会社が自分たちのことを"街づくり"系企業としてブランディングしているからです。彼らはこの夢物語が非常に学生受けすることを知っています。なので様々な媒体を通して全面的にこれらのワードを押し出してくるのです。それはもう徹底的に。結果として面接ではこれらの言説で溢れることになります。集団面接なんかやるとそれはもうこそばゆいったらないです。

そりゃね、こんなグランドデザインできたら誰だって心躍るって

  • 面接における企業の自己矛盾

しかし、です。前回のエントリに書きましたがこれらの企業の面接官は「そんなに甘くねーよ」と思っていたりするわけです。それもそのはず、面接にやってくる学生が口にする理想はこれまでの会社人生でも、そして恐らく今後の会社人生でもお目にかからないようなものだからです。なんだか矛盾してますよね。大学生に夢見させといて、面接では「君、ホントにそんなことできると思ってるの?馬鹿なの?」なんて酷いと思いませんか。
この手の話はよく耳にしますが、大抵の場合こちらにはどうすることもできません。こちらは働いたことがないし、向こうはその道の専門家(のように見える)だし、最初から勝負はついているのです。圧迫面接と言えば何かテクニカルな手法のように聞こえますけど、僕に言わせればただ単に理不尽なだけですよ。スマートじゃない。

  • とりあえずまとめ

一回じゃ書ききれないのでここで切りましょう。今回は世の"街づくり"系企業について簡単な概要を述べました。彼らは敢えて誤解を招くようなインフォメーションを行い、就職活動市場においてより多くの学生にリーチするよう努めます。一方で面接を担当するのは多くの場合一般の社員ですので、のこのことやってきた学生の語る夢にたいしてマジレスすることも珍しくありません。世の中クリエイティブな仕事なんて殆どないんです。極僅かだからこそ希少価値があるのです。
それじゃあ一体どうやって振舞えばいいのか、気になる続きままた次回の更新の際に!では〜

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