最近のインターン事情



いや、全然詳しくはないんですけどね。さっきまで後輩と飲んでて否応なくインターンの話題になるわけですよ。今年のM1は非常に意識が高くて、外銀外コンからweb系ベンチャーまでいろんなとこに顔を出してる。そのせいでいくつか最近の話題を聞きかじったわけですね。実際、僕は去年の夏ほとんど就活できてないので何とも言えないんですけど、彼ら曰く「今年は形だけのインターンが減っている」とのこと。震災やらのゴタゴタに乗じて商社や経団連関連の企業が選考時期を遅くしたけど、その流れで夏のインターンを大々的に開催する企業が減ったとか。これまでの2日間グループワークとか、日帰りで職場体験、みたいのはあまりないそうです。どれも1週間以上の内定直結型だと。もちろん、世の中そんなに簡単じゃねーよと僕が思ったのは内緒。そもそも去年のサマーインターンの様子なんて知らないくせに。

まあ、形式だけのイベントが減って学生・企業共に就職にかける労力が少なくなるのは無条件に良いことだと思うのでふんふんと聞いていた次第です。しかしながらM1の彼らは依然としてインターンにかかりきりな現状に変わりないのはこれ如何に。結局、外資をはじめとした経団連の縛りから自由な企業はがんがんインターンをやってるわけだよね。あとは金融系。これでメーカーとか商社が6月まで採用時期を延ばすなら就職活動の長期化に他ならないんだけど。

まあ、後輩の人生に口出しするほど野暮な人間にもなりたくなかったので黙っておいたんだけど、ほどほどにしないと修士の半分を就活にとられちゃうよ、と。十分に優秀なら年内に外資の内定とるだろうけど、選考の過程で「やっぱ俺日本人だわ」って気づいちゃったら悲劇だわな。

世の中には就労体験型の選考を歓迎する声もあるけど、正直僕は反対かな。この形式を採用する企業がある一定数以上ないと、インターンもやって普通の面接も受けて…って学生・企業双方のコストが無駄に増える気がする。それに日系企業インターンてケチなんだよね。報酬出ないし。これで開催の意図が「他社でもやってるからとりあえず試験的に導入してみました」とかだったらもうね。昨日、会社説明会の様子を紹介したNEXCO中日本インターンやってるんだけど、2週間拘束で無報酬。HPにもご丁寧に


「※インターンシップは、学生の皆様に就業体験をしていただくためのもので、採用選考活動とは一切関係はございません。」

とのこと。まあ、これはどこでも書いてることだからNEXCOを叩く材料にはならないけど。ただ会社側も結構なコストをかけてインターンをやってるのに採用の判断材料にしないって明言するのは何故?就労体験で仕事に対する具体的なイメージができるのかもしれないけど、結局選考の面接で聞かれるのは学生時代のリア充エピソードでしょ?このへんに対する意見関は実際の採用プロセスの体験談も交えて書いた方がいいと思いのでまた後日。

http://blog.with2.net/link.php?1090012

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