BCG(ボストンコンサルティンググループ)の選考プロセス



コンサルの選考プロセスを思い返してみたんですが、今日はボスコンとかBCGとか呼ばれてる会社について少し書き残しておこうと考えています。"BCG,論述"で検索かけた人の多いこと多いこと。とてもありがたいですが、その後の流れは全く載せてなかったですね。論述が終わってからがBCGのおもしろい所でもあるので。ちなみに以下に書くのは秋(ウインタージョブ)の内容です。

f:id:mugyuu:20111107193123j:image:w300

グロくてごめんなさい。僕、BCGの痕が未だに残ってるんだけど

  • ES

あんまりてこずった覚えがない。内容はググってください。また、ESの後にテストセンターを受けるように指示されます。BCGで通ればテスセンとおさらばできるんじゃないかな。

  • 1次選考(論述)

こちらの記事を参照下さい。ちなみに、論述の受験者数が800人程度と予想したんですが、通過者はどうやら100人程度だったように思われます。結構バッサリ行くので心してかかりませう。

※追記

BCG論述(2)

BCG論述(3)
  • 2次選考(PI)

さて本題。BCGの面接は結構特殊な形をとっていて、俗に「スピードくじ方式」なんて言われるそうです。2次選考では2回の個人面接が行われますが、1回目で見切りをつけられた人はそのまま帰されちゃうそうな。恐ろしいですね。僕は出口を案内されたわけではないのですが(てか、去年は全員2回目に通されていたという噂もありました)本当なら流石にかんじ悪いですよね。DIの集団お祈りにもはるのではないかと思います。

    • 第1ラウンド

ニューオータニの方にあるBCGのオフィスに集合。この時点ではコンサルのオフィスを見慣れてしまっているので特に感慨はない。結構ギリギリでついたので程なく面接開始。事前情報ではケース面接一本とのことだったが果たして。

「はずは自己紹介と簡単な志望動機を聞かせてくれますか?」

なんと!コンサルはケースばっかりやってるものと思ってたけど志望動機聞くんじゃん。DIの時も同じようなミスしてるんですが、時間的にはこっちの方が先です。学習しない僕も僕ですがBCGにも落ち度はありまして、この時は殆ど突っこまれずに終わったんですよ。DIのように「なんでコンサルなの?なんでうちなの?」って聞いてくれれば考えようもあったんだけど。とにかく、ESの内容を完コピして答えると早速ケースが始まります。この時のお題は「君、なかなかおもしろいバイトやってるみたいだね。そのフィットネスの国内市場規模ってどれくらいだと思う?」というもの。実際のところ、既にそのへんの数字は頭に入っていたんですがおくびにも出さず(バレてたかもしれないけど)、たった今考えたような体でほぼ1.2倍くらいの数字を算出しました。この時点でまだ5分くらいしか経ってなかったと思います。すると続いて「市場を拡大するために必要なことは?君が実際にやってることでもいいよ」とのこと。なんじゃそりゃ楽勝やんけ!つーことで、3つの方策を示しました。ひとつは既にやってること、もうひとつはこれからやろうと思ってたこと。最後のひとつは、本当は実現段階にあるんだけどあたかもたった今思いついたよに喋りました。僕、こればっかりですね…

全部終わるとまだ時間に余裕があるらしく、バイトについて色々聞かれました。こちらからも2点ほど逆質問をさせてもらって終了。感触は上々で「それでは次の部屋に進んでください。頑張って下さいね」という面接官の言葉に頭を下げて退室しました。

f:id:mugyuu:20111107204342g:image:w300

これBCGモデルっていうらしいんだけど、結局使いどころがなかった

    • 第2ラウンド

先ほどとは別の待合室にて待機。他の選考で見かけたことのある子も一緒だが無視してケータイを弄る。完全なるボッチ。でも他人の会話には聞き耳をたてる。どうやら学生Aは第1ラウンドが全くできなかったらしく、もはや消化試合と諦めている模様。対して学生Bは今日が2社目の面接で、しきりに他社の選考状況を聞いている。ただね、僕の予想だと学生Aは完全に謙遜、というか嘘ついてると思ったね。できなかった奴があんなに饒舌なはずないし。学生Bは明らかにMcKの筆記で見たことあった奴だったのでつっこみそうになった。カマトトぶってんじゃーねえよ。

閑話休題。第2ラウンドは先ほどより少し抽象度の高い戦略立案系のお題。いくつかやったんだけど、印象が強いのは「学生ボランティア増やすにはどうしたらいい?」というもの。結構難しいよね。自分の立ち位置を確認すると、入社5年目のマネージャーとのこと。第1ラウンドの面接官くらいなんだろうけど、それってたいした裁量ないんじゃないの…などと考えつつ答える。学生側のインセンティブが少ないから、短期的に増やそうと思ったら大学の単位認定じゃないかとは思ったんだけど、なんかありきたりでつまらない。次善の策として東京マラソンを引き合いにだし、イメージ戦略によりボランティアという行為自体をスタイリッシュなものとして売る、という話をしました。ロールモデルになるような有名人を祭り上げてよくわからんムーブメントを巻き起こす的な。ロハスとかヨガとかと似たようなかんじで。コスプレしながらボランティアってのもアリだね…って完全に思考パターンが電通ですな。実際面接官にも指摘されたけど。あと完全に制約を外したら、国内で戦争か災害が起きれば…という話をした覚えがあります。現実になっちゃったけど、実際にボランティア活動する学生が定着しているのかは不明。

とまあ、こんなかんじです。インターン参加はおそらく4倍程度だったんだと思います。さらにインターン参加者のうち内定を貰ったのは5人くらい。BCGは夏・秋・春(体育会専用)と3回に渡って内定を出すため、各jobで小出しになるんだろうね。一応3万程度の報酬もありますし、論述をクリアした人頑張っておくれ!

  • 関連記事

BCG論述

BCG論述(2)

BCG論述(3)

http://blog.with2.net/link.php?1090012

このエントリーをはてなブックマークに追加